蜘蛛の糸

この本について ▼
発行 1918年(大正7年)「赤い鳥」創刊号に掲載。芥川龍之介が26歳のときの作品。
作者 芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)は、1892年〜1927年に生きた小説家。東京出身。東京帝国大学(現・東京大学)を卒業後、数多くの短編小説を書いた。「羅生門」「鼻」「地獄変」など人間の心の闇を描いた名作が多い。35歳で亡くなった。今も「芥川賞」という賞が彼の名前を引き継いでいる。
この章の要約▼
極楽にいるお釈迦様は、地獄をのぞきながら、カンダタという大泥棒のことを思い出した。カンダタはかつて道端の一匹のクモを踏まずに助けてやったことがあった。その小さな善い行いを思い出し、お釈迦様は一本の蜘蛛の糸を地獄に垂らした。
どんなところに注目して読んだらよいか
お釈迦様はなぜカンダタを助けようとしたのだろう?「たった一つの善い行い」がどれだけ大切かを考えながら読もう。
読み込み中…
この章の要約▼
地獄の血の池で苦しんでいたカンダタは、頭上に光る細い糸に気づき、必死によじ登り始める。ふと下を見ると、大勢の罪人たちも糸を伝って登ってきていた。「この糸は己のものだぞ、下りろ!」と叫んだ途端、糸はぷつりと切れ、カンダタはまた地獄の底へ真っ逆さまに落ちてしまう。
どんなところに注目して読んだらよいか
カンダタが「下りろ!」と叫んだのはなぜだろう。その叫びが、なぜ糸を切ることになってしまったのか考えてみよう。
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この章の要約▼
極楽の蓮池のふちで一部始終を見ていたお釈迦様は、カンダタが血の池の底へ落ちていくのを見て、悲しそうな顔をして蓮池の中を歩み去る。自分だけ助かろうとしたカンダタの無慈悲な心を、浅ましく思われたのだった。
どんなところに注目して読んだらよいか
お釈迦様はなぜ悲しそうな顔をしたのだろう。「自分だけ助かろう」という気持ちについて、自分ならどう感じるか話してみよう。
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